水域生態学研究室へようこそ!

 横浜国立大学水域生態学研究室では、湖や川や海など水域生態系を中心に、

生物の生態や物質循環における機能を

解明する事を目指しています。

観察、DNA解析、実験を組み合わせ解明する水中の世界

 水一滴にも数万細胞以上のバクテリアが生息し、数10種類以上のプランクトンが共存しています。これら微生物は相互に関係しあいながら、水質など周辺環境にも影響を与えます。

 

環境変動に対する生態系の応答を予測し保全につなげる

 地球温暖化と富栄養化に伴い、生態系は今、急速に変化しています。感染症の蔓延拡大の可能性も指摘されています。しかし、これら環境変動が今後、どのようなメカニズムによって生態系にどういった変化をもたらすのか、未だ予測するのは困難です。

リスク共生社会の実現を目指す

 台風や豪雨による洪水氾濫など水害リスクが増加する中、安全かつ美味しい飲料水を持続的に確保するのか?放射性物質や抗生物質・マイクロプラスチックなどによる汚染が拡散しないよう、水循環を健全に保つのにはどうしたら良いのか?我々の社会が直面している大きな問題です。

 当研究室では、最先端のDNA解析や化学分析、培養実験、野外調査を組み合わせ、微生物の生態や相互作用の解明を行い、生態系への理解を深めることを目指しています。健全な水循環を実現する上でも、水域生態系の生物多様性を保全していくことは必須です。

 水中の微生物を切り口に、感染症と環境変動の関係などに国際的に取りくんでいます。研究の舞台は目の前の池から琵琶湖や相模湖、東京湾、ヨーロッパの湖沼や地中海、太平洋まで広がります。

News

2020.3.1

「植物プランクトン研究法」が出版されました。

https://www.kyoritsu-pub.co.jp/bookdetail/9784320057593

兼ねてから問い合わせの多かった植物プランクトンの基本的な手法を解説しています。「採集方法(第2章)」「顕微鏡下での計数方法(第3章)」「単離・培養方法(第7章)」はとても論文からは分かりませんが、本書では写真とともに丁寧に解説しています。

 

また植物プランクトンに寄生するツボカビの観察法、培養法、DNA解析手法について解説している(第10章)ことも、本書の特徴です。

さらには、成長を制限している栄養塩の解明(第8章),動物プランクトンとの被食-捕食関係(第9章),沈降速度の測定法(第6章)など,いずれの手法も日本語での解説は本書が初となります。

ぜひ研究や実習に活用いただければと思います!

2020.3.1

日本生態学会のジュニア生態学講座(オンライン)でお話しします。

3月20日(土)13:00〜14:30

鏡味麻衣子(横浜国立大学)「見えると楽しい!目に見えない水中の微生物」

ジュニア生態学講座だけの聴講であれば無料です!

​ぜひご参加ください。

https://esj.ne.jp/meeting/68/junior.html

2020.10.12

卒研生大竹さんの卒業研究を発表した論文が2020年日本陸水学会論文賞(Limnology Excellent Paper Award)に選ばれました!2021年度の陸水学会大会で表彰される予定です。

著 者:Yurie Otake, Maiko Kagami, Takeo Kuriyama, Takehito Yoshida

題 名:Spatial heterogeneity in induced defense of Brachionus calyciflorus within a single lake caused by a bed of floating-leaved macrophyte Trapa species

発表年:2019

雑 誌:Limnology 20 (1): 29-38

2020.10.2

研究室に新しいメンバーが加わりました。

2020.10.1

鏡味は日本学術会議の連携会員に任命されました。

2020.9.24

学生達との研究がLimnology&Oceanographyに受理されました。

”Single dominant diatom can host diverse parasitic fungi with different degree of host specificity”

印旛沼で発見した多様な寄生菌類(ツボカビ、アフェリダ、ロゼら)が2種の珪藻(Aulacoseira)に巧みに寄生していることがあきらかになりました。珪藻1種にしか寄生しないSpecialistと複数の珪藻に寄生できるGeneralistが混在しており、Specialistは特化している分、成長速度が早いことも(宿主範囲と成長速度の間にトレードオフが存在)。

Single-spore PCR法を開発し週2回の野外調査で150以上の細胞を拾い集め適用した野崎くん、ツボカビを単離し感染実験を行った平野さん、中村くん、皆の努力が結集した研究成果になりました。

​横浜国立大学環境情報研究院

Yokohama National University

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