水域生態学研究室へようこそ!
横浜国立大学水域生態学研究室では、湖沼,海洋,雪氷など水域生態系を中心に、
微生物の生態や物質循環における機能を
解明する事を目指しています。
観察、DNA解析、実験を組み合わせ解明する水中の世界
水一滴にも数万細胞以上のバクテリアが生息し、数10種類以上のプランクトンが共存しています。これら微生物は相互に関係しあいながら、水質など周辺環境にも影響を与えます。
環境変動に対する生態系の応答を予測し保全につなげる
地球温暖化と富栄養化に伴い、生態系は今、急速に変化しています。感染症の蔓延拡大の可能性も指摘されています。しかし、これら環境変動が今後、どのようなメカニズムによって生態系にどういった変化をもたらすのか、未だ予測するのは困難です。
自然に根差した解決策(Nature-based solution)を探る
気候安定化、防災減災、パンデミック抑制,食糧や水の確保、など無数にある自然の価値を活用するために必要な科学的エビデンスを提供します。科学と社会、政策の協力体制のもと,人間を含めた生物圏の持続可能な発展の実現を可能とする研究に取り組みます。横浜国立大学の総合学術高等研究院(IMS)の生物圏研究ユニットとして取り組んでいます。
当研究室では、最先端のDNA解析や化学分析、培養実験、野外調査を組み合わせ、微生物の生態や相互作用の解明を行い、生態系への理解を深めることを目指しています。健全な水循環を実現する上でも、水域生態系の生物多様性を保全していくことは必須です。
水中の微生物を切り口に、感染症と環境変動の関係などに国際的に取りくんでいます。研究の舞台は目の前の池から琵琶湖や諏訪湖、相模湾、ヨーロッパの湖沼や地中海、太平洋まで広がります。
News
2024.10
研究室に学部3年生3名が加わりました!
2024.9
CREST「海洋カーボン」に採択されました。陸海連環でブルーカーボンの貯留促進の可能性を探ります。
2024.4
卒論生、修論生が無事修了しました。
新しいメンバーが加わりました!
2024.3
日本生態学会 横浜大会が開催され、2000名以上の参加者がありました。
https://esj-meeting.net/home_ja/
2023.10
日本陸水学会大分大会で学部生2名、大学院生1名が発表賞を受賞しました!
優秀口頭発表賞(未来開拓枠)
中西 博亮(横浜国立大)・瀬戸 健介(横浜国立大)・松崎 令(国立環境研)・植竹 淳(北海道大)・竹内 望(千葉大)・鏡味 麻衣子(横浜国立大)
「日本各地の積雪生態系で繁茂する雪氷藻類とツボカビの宿主ー寄生者関係」
優秀ポスター賞
諏訪湖における湖面カメラを用いたアオコ・花粉モニタリング手法の検討
*田中 駿(横浜国立大学)・宮原 裕一(信州大学)・小熊宏之(国立環境研究所)・鏡味麻衣子(横浜国立大院)
優秀ポスター賞(未来開拓枠)
横浜国立大 高階 眞丈(たかはし まなと)
青森県八甲田山における彩雪現象:緑雪や赤雪の色の違いは何の違い?
*高階 眞丈(横浜国立大)・中西 博亮(横浜国立大)・松崎 令(国立環境研)・鏡味 麻衣子(横浜国立大)