水域生態学研究室へようこそ!

 横浜国立大学水域生態学研究室では、湖や川や海など水域生態系を中心に、

生物の生態や物質循環における機能を

解明する事を目指しています。

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観察、DNA解析、実験を組み合わせ解明する水中の世界

 水一滴にも数万細胞以上のバクテリアが生息し、数10種類以上のプランクトンが共存しています。これら微生物は相互に関係しあいながら、水質など周辺環境にも影響を与えます。

 

環境変動に対する生態系の応答を予測し保全につなげる

 地球温暖化と富栄養化に伴い、生態系は今、急速に変化しています。感染症の蔓延拡大の可能性も指摘されています。しかし、これら環境変動が今後、どのようなメカニズムによって生態系にどういった変化をもたらすのか、未だ予測するのは困難です。

リスク共生社会の実現を目指す

 台風や豪雨による洪水氾濫など水害リスクが増加する中、安全かつ美味しい飲料水を持続的に確保するのか?放射性物質や抗生物質・マイクロプラスチックなどによる汚染が拡散しないよう、水循環を健全に保つのにはどうしたら良いのか?我々の社会が直面している大きな問題です。

 当研究室では、最先端のDNA解析や化学分析、培養実験、野外調査を組み合わせ、微生物の生態や相互作用の解明を行い、生態系への理解を深めることを目指しています。健全な水循環を実現する上でも、水域生態系の生物多様性を保全していくことは必須です。

 水中の微生物を切り口に、感染症と環境変動の関係などに国際的に取りくんでいます。研究の舞台は目の前の池から琵琶湖や相模湖、東京湾、ヨーロッパの湖沼や地中海、太平洋まで広がります。

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News

2020.6.4

日本生態学会関東地区会公開シンポジウムを開催します。

「謎解き!? 複雑な微生物の相互作用:機能の理解と群集動態の予測に向けて」
日時 2021年7月21日(水)
第1部     日本語 13:30-15:00
第2部     英語 15:00-19:30(Free discussion 18:30-19:30)
場所 オンライン Zoom(途中入室・退室自由)
 

ご興味のある方は以下のフォームより参加・発表をお申し込みください(7月10日締め切り)

受付後,後日Zoomのミーティング情報をお知らせいたします。
 

https://forms.gle/Njp1FChhRgYsExUm8

ライトニングトーク(1人5分、ライブ,英語もしくは日本語)での発表も募集しています(生態学会員でなくても参加・発表できます。)

発表を希望される方は,上記フォームで6月30日(水)までにお申し込みください。

2020.6.1

Aquatic Microbial Ecology特集号(AME Special 7 ‘SAME 16: Progress and perspectives in aquatic microbial ecology’)に論文が2本掲載されました。

https://www.int-res.com/abstracts/ame/v87/

2020.4.1

研究室に新しいメンバーが加わりました。

日本学術振興会特別研究員(PD)

瀬戸健介さん 

真菌類の祖先的グループであるアフェリダ菌、クリプト菌のゲノム解析により、真菌類の起源に迫ります!

瀬戸さんとはかねてよりツボカビなどの分類で共同研究を続けています。この2年間は海外学振でミシガン大にて研究を行ってきました。横浜国大には2年ぶりの復帰、お帰りなさい!(当分はミシガン大学で研究を続けられます)。

修士1年 

橋爪達郎さん

滋賀県出身、琵琶湖の研究に挑みます!

琵琶湖で近年増加しているMicrasteriasの諸々の謎について、ツボカビを鍵に解く予定です!

2020.3.1

「植物プランクトン研究法」が出版されました。

https://www.kyoritsu-pub.co.jp/bookdetail/9784320057593

兼ねてから問い合わせの多かった植物プランクトンの基本的な手法を解説しています。「採集方法(第2章)」「顕微鏡下での計数方法(第3章)」「単離・培養方法(第7章)」はとても論文からは分かりませんが、本書では写真とともに丁寧に解説しています。

 

また植物プランクトンに寄生するツボカビの観察法、培養法、DNA解析手法について解説している(第10章)ことも、本書の特徴です。

さらには、成長を制限している栄養塩の解明(第8章),動物プランクトンとの被食-捕食関係(第9章),沈降速度の測定法(第6章)など,いずれの手法も日本語での解説は本書が初となります。

ぜひ研究や実習に活用いただければと思います!

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