研究テーマ
水域生態学研究室では「湖沼」「海洋」「雪氷」「河川」「都市」「人工水系」を対象に研究を展開しています。
(都市科学部の学びのフィールドイメージの赤丸で囲った箇所です)
リスク共生社会の実現を目指します。
・健全な水循環の実現・水害の回避
・安全かつ美味しい飲料水の提供
・水域生態系・生物多様性の保全
環境変動(富栄養化・温暖化など)に伴う水域生態系の変遷解明
富栄養化や温暖化にともなう生態系の変遷解明(湖沼や沿岸海洋域を中心に)
•生物多様性と生態系サービス評価(例:微生物の多様性と機能の関係)
•水質や資源管理と人間生活の調和(例:リン枯渇問題、有用藻類、放射能汚染)
•感染症の動態解析、拡大予測、リスク評価と制御策の考案
卒論・修論テーマ例
「印旛沼におけるアオコの分布と毒性の有無」
「東京湾における赤潮原因珪藻の真の捕食者の解明」
「水草オニビシの大繁茂が水質と生物に与える影響」
「印旛沼における魚類中の放射性物質の濃度」
微生物の多様性・生物間相互作用・食物網・機能の解明
•微生物と動植物の相互関係の解明
•微生物を考慮に入れた物質循環解析
•湖沼・海洋における菌類の多様性、全地球的分布の把握
•機能と種名の一致したDNAデータベース構築
•ゲノム解析、菌類の進化
卒論・修論テーマ例
「寄生性菌類の検出に向けたSingle Cell PCR法の開発」
「ミジンコの消化管内容物の解析によるMycoloopの評価」
「藻類とツボカビの宿主ー寄生者関係の解明」
「花粉はツボカビを介してミジンコに利用されるのか?」
「マリンスノーの形成と崩壊に果たす菌類の機能(MycoFlux)」
「氷河・積雪生態系における雪氷藻類寄生性ツボカビの多様性解明」
研究室紹介動画
最先端の解析・観察法を組み合わせアプローチ
野外調査(船上調査、沿岸調査、長期観測、湖沼間比較など)
顕微鏡観察(蛍光顕微鏡、電子顕微鏡など)
培養実験(メソコスム、ケモスタット、野外操作実験、同位体標識など)
化学分析(元素分析、栄養塩分析、安定同位体比、脂肪酸分析など)
DNA解析(定量PCR, 次世代シークエンシング、ゲノム解析など)
数理モデル、統計解析、GIS
人工水系における感染症の動態解析、拡大予測、制御策の考案
卒論・修論テーマ例
「藻類大量培養系に潜む寄生菌類の単離同定」
「ミジンコは藻類感染症を抑制できる」
「ダム湖の有機物分解に果たす菌類の役割」
「下水管における真菌類の動態解析」
「都市における未利用地の雨水浸透機能の評価および微生物との関係」
調査地
琵琶湖、印旛沼、諏訪湖、全国ダム湖、東京湾、相模湾,月山,八甲田,横浜市など随時拡大中
共同研究
ドイツ、オランダ、スペイン、フランス、アメリカ、台湾、滋賀県立大学、筑波大学、東京海洋大学、京都大学、東京大学、信州大学、千葉大学、千葉県、放射線医学総合研究所、総合地球環境学研究所、東邦大学など