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News

2023.5

中西くんの卒業論文がFrontiers in Microbiologyに受理されました!

Hiroaki Nakanishi*, Kensuke Seto, Nozomu Takeuchi and Maiko Kagami*

 

2022.9.30

新しいメンバーが加わりました。

都市科学部環境リスク共生学科3年生

高階眞丈

田中駿

​カクシカ

2022.9.19

日本陸水学会兵庫大会で大学院生3名が発表賞を受賞しました!大会ウェブページにも公開されています。

最優秀口頭発表賞

*中西 博亮(横浜国立大)・瀬戸 健介(横浜国立大)・植竹 淳(北海道大)・小野 誠仁(千葉大)・竹内 望(千葉大)・鏡味 麻衣子(横浜国立大)

積雪生態系における雪氷藻類に寄生する新規ツボカビの発見

優秀口頭発表賞(未来開拓枠)

*寿 璐(横浜国立大学) • 石井 直浩 (横浜国立大学) • 瀬戸 健介 (横浜国立大学) • 鏡味 麻衣子 (横浜国立大学)

Phenotypic and genetic diversity within a freshwater diatom species, Aulacoseira ambigua

優秀ポスター賞(未来開拓枠)

*橋爪 達郎(横浜国立大学)・伴 修平(滋賀県立大学)・大塚 泰介(滋賀県立琵琶湖博物館)・瀬戸 健介(横浜国立大学)・三木 健(龍谷大学)・鏡味 麻衣子(横浜国立大学)

琵琶湖におけるMicrasteriasおよびStaurastrumの鉛直分布とツボカビとの関係

​今回の学会は優秀な発表が多かった中,当研究室の発表者3名全員が受賞できたのは快挙です!

 

2022.9.16

​M2寿さんが修了しました。中国に帰っても元気でがんばってください。
(​絵はAlexが作ったカードです)

2022.4.8

新しいメンバーが加わりました。

修士1年

中西博亮 

田原将初 

Duangmang Phongsa (通称Alex) ラオスからの国費留学生

新規メンバーも絶賛募集中です。

入試など詳細はこちらをご覧ください​

研究手法の動画を公開しました。

生態系科学手法動画ポータルサイト

当ホームページ内ページ

2021.10.1

研究室に新しいメンバーが加わりました。

横浜国大都市科学部環境リスク共生学科3年生 2名(栗山さん,勝原さん)

国費留学生(研究生)Duangmang Phongsa (通称Alex) ラオスからの学生さんで,渡日日程は未定です。

2021.9.22

日本陸水学会第85回東京大会(オンライン)で修士2年の望月学さんが優秀ポスター賞(未来開拓枠)を受賞しました。

発表タイトル「DNAメタバーコーディングとSingle spore PCRによる全国50ダム湖の菌類群集比較」

2021.6.4

日本生態学会関東地区会公開シンポジウムを開催します。

「謎解き!? 複雑な微生物の相互作用:機能の理解と群集動態の予測に向けて」

2020.4.1

研究室に新しいメンバーが加わりました。

日本学術振興会特別研究員(PD)

瀬戸健介さん 

真菌類の祖先的グループであるアフェリダ菌、クリプト菌のゲノム解析により、真菌類の起源に迫ります!

瀬戸さんとはかねてよりツボカビなどの分類で共同研究を続けています。この2年間は海外学振でミシガン大にて研究を行ってきました。横浜国大には2年ぶりの復帰、お帰りなさい!(当分はミシガン大学で研究を続けられます)。

修士1年 

橋爪達郎さん

滋賀県出身、琵琶湖の研究に挑みます!

琵琶湖で近年増加しているMicrasteriasの諸々の謎について、ツボカビを鍵に解く予定です!

2020.3.1

「植物プランクトン研究法」が出版されました。

https://www.kyoritsu-pub.co.jp/bookdetail/9784320057593

兼ねてから問い合わせの多かった植物プランクトンの基本的な手法を解説しています。「採集方法(第2章)」「顕微鏡下での計数方法(第3章)」「単離・培養方法(第7章)」はとても論文からは分かりませんが、本書では写真とともに丁寧に解説しています。

 

また植物プランクトンに寄生するツボカビの観察法、培養法、DNA解析手法について解説している(第10章)ことも、本書の特徴です。

さらには、成長を制限している栄養塩の解明(第8章),動物プランクトンとの被食-捕食関係(第9章),沈降速度の測定法(第6章)など,いずれの手法も日本語での解説は本書が初となります。

ぜひ研究や実習に活用いただければと思います!

2020.3.1

日本生態学会のジュニア生態学講座(オンライン)でお話しします。

3月20日(土)13:00〜14:30

鏡味麻衣子(横浜国立大学)「見えると楽しい!目に見えない水中の微生物」

ジュニア生態学講座だけの聴講であれば無料です!

​ぜひご参加ください。

https://esj.ne.jp/meeting/68/junior.html

2020.10.12

卒研生大竹さんの卒業研究を発表した論文が2020年日本陸水学会論文賞(Limnology Excellent Paper Award)に選ばれました!2021年度の陸水学会大会で表彰される予定です。

著 者:Yurie Otake, Maiko Kagami, Takeo Kuriyama, Takehito Yoshida

題 名:Spatial heterogeneity in induced defense of Brachionus calyciflorus within a single lake caused by a bed of floating-leaved macrophyte Trapa species

発表年:2019

雑 誌:Limnology 20 (1): 29-38

2020.10.2

研究室に新しいメンバーが加わりました。

2020.10.1

鏡味は日本学術会議の連携会員に任命されました。

2020.9.24

学生達との研究がLimnology&Oceanographyに受理されました。

”Single dominant diatom can host diverse parasitic fungi with different degree of host specificity”

印旛沼で発見した多様な寄生菌類(ツボカビ、アフェリダ、ロゼら)が2種の珪藻(Aulacoseira)に巧みに寄生していることがあきらかになりました。珪藻1種にしか寄生しないSpecialistと複数の珪藻に寄生できるGeneralistが混在しており、Specialistは特化している分、成長速度が早いことも(宿主範囲と成長速度の間にトレードオフが存在)。

Single-spore PCR法を開発し週2回の野外調査で150以上の細胞を拾い集め適用した野崎くん、ツボカビを単離し感染実験を行った平野さん、中村くん、皆の努力が結集した研究成果になりました。

2020.8.1

オンラインオープンキャンパスが開催されます。

当研究室の紹介ビデオや模擬講義もあります。

https://www.ocans.jp/ynu/schedule?fid=ZG7dwCZS

2020.7.30

挑戦的研究(萌芽)が採択されました!

「氷河生態系の鍵を握る雪氷藻類寄生性ツボカビの実態解明」

 竹内望教授(千葉大学)代表 

赤雪現象などで知られる雪氷藻類に寄生するツボカビの生態に迫ります! 

2020.7.23

オランダとの共同研究がOecologia誌に受理されました。

”Trophic position, elemental ratios and nitrogen transfer in a planktonic host-parasite-consumer food chain including a fungal parasite” Oecologia (accepted)

珪藻からツボカビ、ワムシへの流れを安定同位体を使って定量したものです。筆頭著者は学生のVirginia Sánchez Barrancoで、"highlighted student paper"としても評価されました。

2020.7.18

珪藻に寄生するツボカビが属する新規系統を提唱した論文がJournal of Eukaryotic Microbiologyで2年間で最も引用された論文としてWilliam Trager Awardを受賞しました。

Kensuke Seto, Maiko Kagami, Yosuke Degawa (2016) Phylogenic Position of Parasitic Chytrids on Diatoms: Characterization of a Novel Clade in Chytridiomycota. Journal of Eukaryotic Microbiology (64) 383-393. 10.1111/jeu.12373

2020.5.18

研究室メンバー募集中です。

当研究室では、湖や海において微生物が物質循環に与える影響や、感染症の動態などを研究しています。面白い研究、新しい発見を一緒にしませんか?興味がある方は気軽にメールをください。

大学院募集要項が掲載されました。

https://www.eis.ynu.ac.jp/category04/entrance_requirements_list.html

2020.4.2

科研費、共同研究者代表が新規で2件採択されました!

基盤B「水域生態系の宿主ー寄生者系をモデルとした野外生態系動態の制御に向けた枠組みの構築」京都大学白眉センター准教授・潮雅之代表

基盤B「ワンヘルスアプローチの具現化に向けた下水管における薬剤耐性細菌の動態解明」近畿大学理工学部教授・松井一彰代表

他、継続で2件

基盤B「疫学パラメーターの個体間差異が感染症拡大と生態系全体におよぼす影響の解明」龍谷大学・三木健教授代表

基盤S「凝集体生命圏:海洋炭素循環の未知制御機構の解明」東大大気海洋研・永田俊教授代表

いずれも水の菌(ツボカビ)が絡んでくるテーマで、色々な方向に研究が展開できそうす。

いずれも京都大学生態学研究センター時代の仲間・先生達との共同研究で、また一緒に研究を進められることも励みです。

新型コロナウィルスの脅威に世界中が晒される中、自分の研究が直接的に貢献できないのは歯がゆいですが、地道に研究を続けることで野外での感染症動態の理解、ひいては制御につなげていきたいです。

2020.4.1

研究室に新しいメンバー(修士1年)が加わりました。

坂牧さんは無事卒業しました。大変な時期に社会に飛び出すことになりますが、頑張ってください!

2020.3.26

新種の菌類、アフェリダを記載しました。民間企業(DENSO)との共同研究になります。

Kensuke Seto, Toshihiro Matsuzawa, Hitoshi Kuno*, Maiko Kagami* (2020) Morphology, ultrastructure, and molecular phylogeny of Aphelidium collabens sp. nov. (Aphelidia), a parasitoid of a green alga Coccomyxa sp. Protist (accepted)

アフェリダはツボカビに似た泳ぐカビで、藻類に寄生する種類のみが知られている分類群です。今後もどんどん新種発見が続くと予想されます。

2020.3.1

日本生態学会「みんなのジュニア生態学講座」は中止になりました。

https://esj.ne.jp/meeting/67/program.html

タイトル「見えると楽しい!目に見えない水中の微生物」

2020.2.2

卒業論文発表会が開催されました。本研究室からは坂牧さんが発表しました。ミジンコはツボカビ感染症を抑制できるのか!?タイムリーな話題となりました。

019.10.1

研究室に新しいメンバー(学部3年生)が加わりました。

2019.9.18

2020年度の横浜国立大学大学院(環境情報学府)の第二次募集がはじまりました。2019年9月21日に第2回大学院入試説明会が開催されます。

https://www.eis.ynu.ac.jp/category04/examination_guidance.html

―――
【日時】 令和元年9月21日(土) 14:00~16:00
【場所】 横浜国立大学 環境情報1号棟305室
【タイムスケジュール】
  14:00~14:30 全体説明会
  14:30~16:00 専攻・プログラム別説明会と研究室訪問

2019.9.12

ドイツ(ポツダム)で開かれたSymposium of Aquatic Microbiol Ecology (SAME)でKeynote Lectureをしました(2019.9.6)。

https://same16.org/program/

最終日朝一番の発表(オールナイトパーティーの後)にもかかわらず、多くの方が聞きに来てくれました。お城のような校舎での登壇は緊張しましたが、とても良い経験になりました。Mycoloop, MycoFluxまだまだこれからです!

日本微生物生態学会@山梨大学で陸水学会との合同シンポジウム「水のなかの「細菌だけじゃない」微生物の生き様にて発表しました(2019.9.11)。

https://www2.aeplan.co.jp/jsme2019/sympo.html

水の菌について興味を持ってくださる方が少しでも増えたような気がします。オーガナイザーの岡崎さん(産総研)、岩田さん(山梨大)ありがとうございました。

2019.9.1

オランダNIOOのチーム、龍谷大の三木さんと取り組んだ、ワムシがツボカビの感染症を抑えられないメカニズムに関する論文がEcologyに公表されました。ワムシはツボカビはたべたいけど、たべすぎると餌不足で死んでしまうため、ツボカビ症を抑えられない「ざんねんないきもの」です・・・。繊毛虫みたいな小型の動物だと少ない餌でもやっていけるので、感染症をおさえることができる!?

 

Frenken, Thijs; Miki, Takeshi; Kagami, Maiko; Van de Waal, Dedmer; Van Donk, Ellen; Rohrlack, Thomas; Gsell, Alena (2019) The potential of zooplankton in constraining chytrid epidemics in phytoplankton hosts. Ecology (accepted)

2019.8.19

瀬戸さんが明らかにした寄生性のツボカビのみからなる新目ZygorhizidialesおよびZygophlyctidalesについての論文が公表されました。Seto, Van den Wyngaert, Degawa & Kagami (2020) Taxonomic revision of the genus Zygorhizidium: Zygorhizidiales and Zygophlyctidales ord. nov. (Chytridiomycetes, Chytridiomycota). Fungal Systematics and Evolution (accepted). 

Fungal Systematics and Evolution(FUSE) は新しい雑誌で、菌類の分類学のトップジャーナルPersooniaに投稿したところ紹介されました。おそらくPersooniaと同等のレベルになると予想されます。open accessも無料、投稿からわずか1ヶ月での受理・公表という、素晴らしい対応でした。

2019.7.23

ドイツと共同で行った水生菌類の不飽和脂肪酸解析についての論文として公表されました。

Taube et al. (2019) Potentials and limitations of quantification of fungi in freshwater environments based on PLFA profiles. Fungal Ecology (accepted)

2019.7.1

ラボにゲストとしてDr. Sadaf Gul (University of Karachi, Pakistan)が6ヶ月滞在します。MIF(松前国際友好財団)の研究奨励を受け、東京湾の植物プランクトンと寄生性菌類の関係について研究する予定です。

2019.6.28

東大海洋研永田教授を代表とする基盤研究S「凝集体生命圏:海洋炭素循環の未知制御機構の解明」が採択されました!外洋の凝集体ことMarine Snow形成には様々な生物が関与しています。ウィルス、バクテリアにくわえ菌類がどれだけ関わっているのかを調べます!

2019.4.29

2020年度の大学院生も募集しております。2019年5月18日に大学院入試説明会が開催されます。

http://www.eis.ynu.ac.jp/category04/examination_guidance.html

2019.4.21

2019年度の研究室、新しいメンバーも加わり、始動しはじめました。

​旭硝子財団「環境フィールド研究・近藤記念グラント」に採択されました。東京海洋大学の片野准教授とともに東京湾の赤潮を消費する寄生者を明らかにします。

3月4月は色々と学会発表しました。

2019.2.2

3つの論文が受理されました。いずれもインパクトファクターの高い雑誌です!

・ドイツの共同研究者たちと、菌類の重要性についてのレビューをNature Microbiol Reviewに書きました。Mycoloopに加えMycofluxの重要性も図示してます。

Hans-Peter Grossart, Silke Van den Wyngaert, Maiko Kagami, Christian Wurzbacher, Michael Cunliffe, Keilor Rojas-Jimenez (2019) Fungi in aquatic ecosystems. Nature Reviews Microbiology (accepted).

・アメリカ Woods Holeで行われたMarine Fungi workshopの参加者たちと、海の菌類について、今後の展望について mBioに書きました。海でもMycoloopは重要そうです。

Anthony Amend, Gaetan Burgaud, Michael Cunliffe, Virginia Edgcomb, Cassandra Ettinger, MH Gutiérrez, Joseph Heitman, Erik Hom, Giuseppe Ianiri, Adam Jones, Maiko Kagami, Kathryn Picard, Alisha Quandt, Seshagiri Raghukumar, Meritxell Riquelme, Jason Stajich, Jose Vargas-Muñiz, Allison Walker, Oded Yarden, and Amy Gladfelter (2019) Fungi in the marine environment: open questions and unsolved probl. mBio (accepted)

・福井工業大学の柏山さんらが多様な真核生物を対象に藻類のクロロフィルをいかに解毒しているか、解析した論文です。我々の培養しているツボカビも、藻類を食べる(寄生する)時に、クロロフィルを解毒・代謝することができるようです。

Yuichiro Kashiyama, Akiko Yokoyama, Takashi Shiratori, Sebastian Hess, Fabrice Not, Charles Bachy, Andres Gutiérrez-Rodríguez, Mengyun Wang, Man Chen, Yingchun Gong, Kensuke Seto, Maiko Kagami, Yoko Hamamoto, Daisuke Honda, Takahiro Umetani, Akira Shihongi, Motoki Kayama, Toshiki Matsuda, Junya Taira, Akinori Yabuki, Masashi Tsuchiya, Yoshihisa Hirakawa, Akane Kawaguchi, Mami Nomura, Atsushi Nakamura, Noriaki Namba, Mitsufumi Matsumoto, Tsuyoshi Tanaka, Tomoko Yoshino, Rina Higuchi, Akihiro Yamamoto, Tadanobu Maruyama, Aika Yamaguchi, Akihiro Uzuka, Shin-ya Miyagisima, Jun Kawahara, Toshinobu Suzaki, Masami Nakazawa, Takahiro Ishikawa, Moe Maruyama, Goro Tanifuji, Masanobu Kawachi, Yusuke Kinoshita, and Hitoshi Tamiaki (2019) Taming chlorophylls by early eukaryotes underpinned algal interactions and the diversification of the eukaryotes on the oxygenated Earth. The ISME journal (accepted)

2019.1

水草の大繁茂についての特集号がLimnologyに(ついに)掲載されました!

https://link.springer.com/journal/10201/20/1/page/1

東邦大学の卒論生・修論生の成果も掲載されています。

  • Maiko Kagami, Jun Nishihiro, Takehito Yoshida (2019) Ecological and limnological bases for management of overgrown macrophytes: introduction to a special feature. Limnology 20(1): 1-2. https://doi.org/10.1007/s10201-018-0565-z

  • On Saito, Tatsuya Kobayashi, Maiko Hiroi, Masayuki Kawatsu, Shun Takagi, Jun Nishihiro, Maiko Kagami* (2018) Seasonal changes in the biomass of floating leaved plant, Trapa spp., and its relation with a leaf beetle, Galerucella nipponensis, in Lake Inba, Japan. Limnology 20(1): 21-28. https://doi.org/10.1007/s10201-018-0554-2

  • Shun Takagi, Natsumi Nakanishi, Shota Tanimura, Takeo Kuriyama, Maiko Kagami ​(2019) Utilization of emergent plants as an aestivation habitat by the Trapa-feeding leaf beetle (Galerucella nipponensis) in Lake Inba, Japan. Limnology 20(1): 13-19. https://link.springer.com/article/10.1007/s10201-018-0545-3

  • Yurie Otake, Maiko Kagami, Takeo Kuriyama, Takehito Yoshida (2018) Spatial heterogeneity in induced defense of Brachionus calyciflorus within a single lake caused by the bed of floating-leaved macrophyte Trapa species”. Limnology 20(1): 29-38. https://doi.org/10.1007/s10201-017-0534-y

2018.10.5

研究室に新しいメンバーが加わりました!ミジンコが大好きな3年生です。

2018.9.8

ドイツの共同研究者Christianを筆頭とした菌類の遺伝子解析の論文がMolecular Ecology Resourcesに受理されました。18s, ITS, 28sをカバーするプライマーで菌類を特異的に増幅しNanoporeで読む方法を確立しました。この方法が汎用化されて菌類のリボソームDNAのデータベースが充実されれば,菌類のメタバーコーディング解析で様々なプライマーを使っても菌類を同定できるようになり、プライマー選別に惑わされることがなくなるでしょう。

Christian Wurzbacher, Ellen Larsson, Johan Bengtsson-Palme, Silke Van den Wyngaert, Sten Svantesson, Erik Kristiansson, Maiko Kagami, Henrik Nilsson (2018) Introducing ribosomal tandem repeat barcoding for fungi. Molecular Ecology Resources (accepted).

2018.8.29

学内の競争資金(環境情報研究院共同研究推進プログラム)に採択されました。土壌生物学研究室の中森准教授と一緒に菌類のDNAデータベース作りの環境を整える準備資金にします。

 

2018.8.18

東邦大学の千賀有希子さんと学生さんたちと行ったツボカビがDOM組成を変化させるという結果がWater Researchに受理されました!

 

2018.8.15

先進ゲノム支援を受けられることが決定しました!九州大学の林教授らの支援を受け、寄生性ツボカビのゲノム解析に挑みます。

2018.8

3rd plankton chytridomycota workshop(Netherlands Institute of Ecologyにて開催予定)に参加、発表します。

2018.6.29

東邦大学の卒研生たちと行ったハムシーヒシの研究がLimnologyに受理されました。

On Saito, Tatsuya Kobayashi, Maiko Hiroi, Masayuki Kawatsu, Shun Takagi, Jun Nishihiro, Maiko Kagami"Seasonal changes in the biomass of floating leaved plant, Trapa spp., and its relation with a leaf beetle, Galerucella nipponensis, in Lake Inba, Japan" Limnology

ハムシはお家であるヒシを食べて暮らしてます。食害率は見た目では結構ありそうなのですが、斎藤温くんと小林くんが画像解析で調べた結果、5%程度でした。炭素窒素安定同位体比は季節によって変動し、ヒシの変動がハムシにも反映されるほど、密な捕食ー被食関係であることがわかりました。

2018.6.28

学生募集中です。

4月入学に向けての第1次募集(7・8月入試)は締め切りました。

http://www.eis.ynu.ac.jp/category04/examination_schedule.html#master

​第2次募集については、随時ホームページをご覧ください。

2018.5.22

論文が2本受理されました。

1)印旛沼のハムシの研究。ハムシはヒシの葉っぱの上で暮らしていると考えられていますが、夏に一時的に沿岸に移動し、ヨシなど注水植物の中で休眠していることが明らかになりました。修士の中西奈津美さんの観察と卒論生の谷村くんの実験を博士研究員の高木さんと栗山さんが指導し、まとめ論文化してくれました。

Shun Takagi, Natsumi Nakanishi, Shota Tanimura, Takeo Kuriyama, Maiko Kagami ​(2018) Utilization of emergent plants as an aestivation habitat by the Trapa-feeding leaf beetle (Galerucella nipponensis) in Lake Inba, Japan. Limnology (accepted)

https://link.springer.com/article/10.1007/s10201-018-0545-3

2)ドイツの湖から単離したツボカビの記載論文。単離したツボカビ3種は新種、新属で、宿主特異性が異なる面白い株でした。宿主の緑藻類もEudorinaとYamagishiellaの見分けがなかなかつきにくい2種でした。感染実験が力作です 。

Silke Van den Wyngaert, Keilor Rojas-Jimenez, Kensuke Seto, Maiko Kagami, Hans-Peter Grossart (2018) Diversity and Hidden Host Specificity of Chytrids infecting Colonial Volvocacean Algae. Journal of Eukaryotic Microbiology (accepted)

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/jeu.12632

2018.5.6-11

Marine Fungi Workshopに招待され、アメリカWoods Holeに行きました。25名の研究者たちと海の菌類の研究の今後の展開について熱く語り合いました。

2018.4.1

とうきゅう環境財団から助成金をいただけることが決定しました。テーマは「多摩川河口域における水生菌類の多様性と有機物分解機能の評価」です。台湾大学の三木健教授とともにDNA解析やバイオロブプレートを用いて、水域における菌の多様性と機能(有機物分解能)の関係を探ります。

2018.4.1  

横浜国立大学環境情報研究院に着任しました。前任の東邦大学では「湖沼生態学」研究室としていましたが、東京湾など海洋沿岸でも調査対象に拡大したため「水域生態学研究室」としました。今後は水域にかぎらず土壌など陸上生態系にも上陸していきたいと思っています。

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